たとえばspiderだとすると、複数台のSpiderノードを経由してデータが投入されると、データノードでauto_increment値が競合してしまうことがあるため、auto_incrementのオフセットをspiderノードごとにずらします。
spider1
/etc/my.cnf ------ [mysqld] auto_increment_increment = 100 auto_increment_offset = 1
spider2
/etc/my.cnf ------ [mysqld] auto_increment_increment = 100 auto_increment_offset = 2
auto_increment_incrementはカウントアップされる単位です。上の例では100ずつ増えていきます。
auto_increment_offsetはauto_incrementのスタート時点の値です。
これによって、各spiderノードのauto_increment値は以下のように増えていきます。
spider1
1 101 201 301 401 ..... 123401
spider2
2 102 202 302 402 .... 123402
つまり3桁目以上は全体で同じ値をカウントアップしていきますが、下2桁は重複しなくなります。
これを元に投入されたデータはspider上で抽出すると以下のようになります。
1 2 101 102 201 202 301 302 401 402 ..... 123401 123402
随分値を飛ばしているように感じますが、ビットずらしのような感覚でとらえれば違和感はなくなると思います。そして、この場合は、Spiderノードを99台まで増やしても値が重複しません。
将来的に何台まで増えるかわからない場合はこのようにするとよさそうです。
以上です。