2012年3月4日日曜日

FuelPHPってなんじゃ?(Eclipseとxamppでローカル開発編)

WindowsでFuelPHPを開発する方法をまとめてみました。
前回の記事で作成したように、FuelPHPのアプリケーションリポジトリは自前のGitlabでホストしているものとします。

今回はEclipseを利用します。


Eclipseの最新(Indigo)をインストール

Eclipseの最新のJ2EEをダウンロードします。
AptanaStudio3でも構いません。





アップデートサイトでEgitをインストール

Help > Install New Software...
から
Indigoのアップデートサイト
http://download.eclipse.org/releases/indigo

Collaboration > Eclipse Egit
を選択してインストール





SSHの公開鍵を作成

Preference > General > Network Connections > SSH2のGeneralタブでSSHのディレクトリを確認しておきます。
次に「Key Management」タブで「Generate RSA Key..」ボタンをクリックして、出力された内容をコピーしておきます。
また、「Save Private Key...」ボタンを押して、SSHのディレクトリに保存します。




公開鍵をGitlabに登録

GitlabのMy ProfileのKeysで、さきほどコピーした内容を適当なタイトルをつけて保存します。
Githubでも同様です。





Gitのユーザー設定

Preference > Team > Git > ConfigurationのUserSettingタブで、「New Entry...」ボタンをクリックし、以下の内容を入力します。
  • user.name:gitlabで登録したユーザー名
  • user.email:gitlabで登録したメールアドレス




Gitのクローン

EclipseのProject Explorerで右クリック、Import > Import... > Git > Projects From Git を選択します。


リポジトリソースでURIを選択します。


URIに該当するプロジェクトのgit@IPアドレス:Git名を入力します。
すると、Hostやリポジトリパスやユーザー名に自動的に各項目が入力されます。
そのまま「Next」ボタンをクリックします。



ブランチを選択します。ここではmasterしかないのでそのまま「Next」ボタンをクリックします。



自動的にGitのデフォルトディレクトリにダウロードするように設定されています。適宜変更しても構いません。
ここではC:\Users\memorycraft\git\bookstoreに保存されるように設定しました。
また、「Clone Submodules」にチェックを入れておきます。


「Next」ボタンをクリックすると、プロジェクトに関しての画面になるので、「Import existing project」を選択します。もしアプリケーションリポジトリがエクリプスプロジェクトでない場合は、「Import as general project」を選択して、後でPHPプロジェクトに変更するか、「Use the New Project wizard」を選択します。

また、Mac版Eclipseではプロジェクトウィザードを選択すると正常終了しなかったので、あらかじめアプリケーションリポジトリに.projectをコミットしておくとスムースに進むと思います。


「Next」ボタンを押すと、リポジトリに含まれているEclipseプロジェクトが表示されるので、そのまま「Finish」ボタンをクリックして、インポートを完了します。



すると、図のようにFuelPHPアプリがプロジェクトとして登録されているのが確認できました。




XAMPPのインストール

FuelPHPをローカルで実行できるようにするために、以下のリンクからXAMPPをインストールします。
http://www.apachefriends.org/jp/xampp-windows.html


インストールしたらApacheとMySQLを起動しておきます。



シンボリックリンクの作成

FuelPHPはpublicディレクトリ以外がDocumentRoot配下にあることはセキュリティ上好ましくないので、基本はpublicディレクトリのシンボリックリンクをDocumentRoot配下に配置するのですが、ショートカットはApacheからはシンボリックリンクだと認識されません。
そこで、Windowsでシンボリックリンクを作成できるツールを使用します。

コマンドプロンプトを管理者権限で実行します。



DocumentRootに移動し、mklinkコマンドでFuelPHPのpublicディレクトリのシンボリックリンクをbookstoreという名前で作成します。
C:\Windows\system32>cd c:\xampp\htdocs
c:\xampp\htdocs>mklink /d bookstore c:\Users\memorycraft\git\bookstore\public
bookstore <<===>> c:\Users\memorycraft\git\bookstore\public のシンボリック リン
クが作成されました


 すると、GUIでは以下のようにショートカットのようなアイコンでbookstoreという項目が作成されていることがわかります。




FuelのローカルDB設定

DB設定ですが、デフォルトではdevelopmentモードで動作します。
例えばdevelopmentモードのDB設定(fuel/app/config/development/db.php)で、localhostのDBを設定している場合はそのままdevelopmentモードでローカル実行すれば問題ありません。

また、開発サーバーでアプリケーションとは別のホストのDBを参照していて、ローカル実行ではXAMPPのMySQLを使用したい、もしくは、開発サーバーではlocalhostのDBを参照していて、ローカル実行ではXAMPPのDBを使わずに、開発サーバーのMySQLを利用したい場合などは、developmentモードとは別にローカルホスト用の環境設定をする必要があります。
その場合は、以下の手順で設定をおこないます。

  • development/db.phpとは別にlocalhost/db.phpを用意する
  • Windowsの環境設定でFUEL_ENVという名前でlocalhostを登録する
  • XAMPPのhttpd.confでSetEnv FUEL_ENV localhostと設定する

ここでは、developmentモードがlocalhostのDBなので、XAMPPのMySQLを使用することにします。


XAMPPのMySQLでデータベース作成

XAMPPのMySQLにデータベースとユーザーを作成します。
環境変数PATHにxampp¥mysql¥binを設定しておくとMySQLの実行に便利です。

mysql -u root
mysql> create database bookstore;
mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON bookstore.* TO 'bs_user'@localhost IDENTIFIED BY 'bs_pass';



oilコマンド

環境変数PATHにxampp¥phpを設定しておきます。
次に、oilコマンドで、Scaffoldをつくって、migrateしてみます。

cd C:¥Users¥memorycraft¥git¥bookstore
php oil generate scaffold book title:varchar[255] auther_id:int publisher_id:int
php oil refine migrate



ブラウザで確認


おお!無事動きました。



リモートリポジトリにcommit, push

いままで変更した分をローカルのリポジトリにコミットします。
まずプロジェクト自体を選択して、右クリック>Team > Add to Index



すると、変更ファイルがコミット候補になります。
次に、プロジェクトを選択して右クリック>Team > Commit ...


コミットダイアログが表示されるので、コメントを記入して、「Commit」ボタンをクリックします。
するとローカルのリポジトリに変更が反映されます。


次に、リモートリポジトリに反映するには、プロジェクトを選択して、右クリック > Team > Push to Upstreamを選択します。



すると、Gitlabのリポジトリツリーにも、変更が反映されました。



これで、WindowsでのFuelPHPの開発環境が整いました。
今回は以上です。



2012年2月23日木曜日

FuelPHPってなんじゃ?(Capistranoでデプロイ編)

今回はCapistranoでFuelPHPをデプロイしてみたいと思います。

構成は以下のとおりで、すべてEC2インスタンスです。また今回はDBに関しての説明は省きます。

  • repository(git): vvv.vvv.vvv.vvv
  • admin(capistrano): xxx.xxx.xxx.xxx
  • hoge1(web+app): yyy.yyy.yyy.yyy
  • hoge2(web+app): zzz.zzz.zzz.zzz

各インスタンスでのアクセス関係は以下の通りです。
admin→(deploy)→ hoge1,hoge2 → (git clone) → repotitory
└→ (git ls-remote) → repotitory

まず、各インスタンス間でアクセスできるように設定します。
adminからhoge1, hoge2, repositoryへ、またhoge1, hoge2からrepositoryへSSHできるようにセキュリティグループの設定を行なっておきます。

次にadminからhoge1,hoge2, repositoryへアクセスできるよう、adminの公開鍵をhoge1, hoge2, repositoryに保存します。

admin
# su - memorycraft
$ ssh-keygen -t rsa
$ cat ~/.ssh/id_rsa.pub
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAQEAslxvqb3fg7IA8qjrKbLanetaTcoESWznl9BrjmygSlUEaKlaqd5FRM1R4mGgJSHFOVV3rBArvRw1V14FW6QKaG6oVNBd6PVryXVWQufC0eSi+FBhkkdgISXUdpLApdx01ZxmMha9HvGl04Y+bSj0lz8oggfdBJrMAxGiUe3POy9dJA6Hw79FMVhBTcycxQ6aJ5PNxd/jOeiI/Npcwved/s7Y8DFwDTJAIz9uiCzdQrPmrM75gyrwis2I2kmeLANQ+d2pcsM8zZf7kglBTifmcegWTQkCkbu4WFO1BL8/JjaoWj7KIXFlHzstkPyn1duvbCBBmkR0HabbU+zNU4J/hw== memorycraft@ip-10-146-69-156
↑
この出力内容をコピー(1)


GitlabもしくはGithubへ(1)の公開鍵を登録します。GUIがない場合はgitユーザーの~/.ssh/authorized_keysに登録します。



hoge1, hoge2
# su - memorycraft
$ ssh-keygen -t rsa
Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/home/memorycraft/.ssh/id_rsa):
Enter passphrase (empty for no passphrase):
Enter same passphrase again:
Your identification has been saved in /home/memorycraft/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in /home/memorycraft/.ssh/id_rsa.pub.
The key fingerprint is:
b5:6d:1b:f9:e6:ee:c8:86:a3:a6:27:b8:d0:54:2d:ad memorycraft@ip-10-146-93-65
The key's randomart image is:
+--[ RSA 2048]----+
|                 |
|       o         |
|      o o .      |
|     . o . o .   |
|    . E S . =    |
|   o       . +   |
|  . ..     .. o  |
|   .. . o o..+   |
|    ...=.. ooo+  |
+-----------------+
$ vi ~/.ssh/authorized_keys
コピーした(1)をペースト
$ chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys

次にhoge1, hoge2からrepositoryにSSHアクセスできるよう、hoge1, hoge2の公開鍵をrepositoryに登録します。

hoge1, hoge2
$ cat ~/.ssh/id_rsa.pub

ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAQEAzOkvpSWfge0pzSsfbIkVpPZU8xZ+XXoDr+NhWCVVD4iC+F3bh69C90FSGbEDLF1hrgQGcaU6THSmXgozm0uPp0uP2vbjsFgxyklEEDhZrr7kBWIpVx5k2uhzp9xFI1Ijd+xXm1BW1/w1pSvuo0IAvpKMT0Pr5JA5x/1jvQ2JWNSMuZEp19bAQjGA1kgy82BbmX8bQxcnNMKaewiMAT8DrORBFH+yzagvKIcJDhi2/8z5Fp9P0Yxq1clLHEQBnU2g8918Zq5KMkRNnwQEqSrl1KrLVNpuTxh3IdqBXDPxlrdMYDfqdOAfH92f5Mq1cpThJJV2Kv+iej4bkUFcm/CGBQ== memorycraft@ip-10-146-93-65
↑
この出力内容をコピー(2)


capistranoのconfigで登録したリポジトリサーバーにこの内容(2)を登録します。
GitlabやGithubの場合は管理画面のSSH Keysで、gitだけの場合はgitユーザーの~/.ssh/authorized_keysに追加します。



必要なライブラリをインストールしておきます。
# yum install -y make openssh-clients gcc libxml2 libxml2-devel libxslt libxslt-devel python-devel wget readline-devel ncurses-devel gdbm-devel glibc-devel tcl-devel openssl-devel db4-devel byacc httpd gcc-c++ curl-devel openssl-devel zlib-devel httpd-devel apr-devel apr-util-devel sqlite-devel libicu-devel pcre-devel git-core python-setuptools python-devel libicu-devel python-setuptools python-devel libicu-devel git patch libtool php

またホスト登録のyes/noのダイアログを解消しておくため、それぞれ一度sshでログインを試みます。

admin
# su - memorycraft
$ ssh memorycraft@yyy.yyy.yyy.yyy
$ ssh memorycraft@zzz.zzz.zzz.zzz

hoge1, hoge2
#su - memorycraft
$ ssh memorycraft@vvv.vvv.vvv.vvv

ここでcapistrano用にディレクトリを作成し、capistranoディレクトリの中でcapifyコマンド実行します。
capifyはcapistranoのタスクなどを定義するためのひな形を作成するためのコマンドです。

admin
$ mkdir ~/capistrano
$ cd ~/capistrano
$ capify .
$ tree ~/capistrano
capistrano
|-- Capfile
`-- config
    `-- deploy.rb

作成されたCapfileを以下のように修正します。

load 'deploy' if respond_to?(:namespace)
Dir['vendor/gems/*/recipes/*.rb','vendor/plugins/*/recipes/*.rb'].each { |plugin| load(plugin) }
load 'config/deploy' # remove this line to skip loading any of the default tasks


またconfig/deploy.rbを以下のように修正します。

set :application, "bookstore" #アプリケーション名
set :user, "memorycraft" #SSHアクセスする際のユーザー
set :use_sudo, false #sudoは使用しない

set :deploy_to, "/home/memorycraft/bookstore" #デプロイ先
set :scm, :git #今回はgitを使用
set :repository, "git@vvv.vvv.vvv.vvv:bookstore.git"  # gitリポジトリ
set :branch, "master" # ブランチはmasterを選択
set :git_enable_submodules, 1 #サブモジュールを使用するか
set :deploy_via, :remote_cache #

role :web, "yyy.yyy.yyy.yyy","zzz.zzz.zzz.zzz"

set :keep_releases, 3

namespace :deploy do
  task :start do ; end
  task :stop do ; end
  task :restart, :roles => :app, :except => { :no_release => true } do
  end
end


ここでcap deploy:setupを行います。
$ cd ~/capistrano
$ cap deploy:setup

するとhoge1, hoge2にデプロイ用のリリース管理ディレクトリが作成されます。capistranoはこのディレクトリを使用してデプロイの世代管理なども行うことができます。

hoge1, hoge2
$ tree bookstore/
bookstore/
├── releases
└── shared
    ├── log
    ├── pids
    └── system

これで準備ができたので、デプロイを行います。

admin
$ cd ~/capistrano
$ cap deploy

するとタスク処理の進捗結果が出力されます。
デフォルトのdeployタスクは、Railsアプリのデプロイを想定しているため、結果には、例えばgitサーバーのEIPの正引き逆引きの不一致やRailsに特化したjavascript, stylesheet, imagesなどのディレクトリの検索などのエラーが表示されていますが、最終行にfailedという項目が表示されていなければ全体的には成功しているようです。

hoge1, hoge2
ここではhttpdでホストするために、/var/www/html/bookstoreにリンクします。
capistranoはcurrentというディレクトリに最新のデプロイを保存しているので、そこをリンクターゲットにします。
# cd /home
# chmod 755 /home/memorycraft
# cd /var/www/html
# ln -s /home/memorycraft/bookstore/current/public bookstore

httpdでホストします。
# /etc/init.d/htpd start

hoge1,hoge2をブラウザ画面を見てみます。
ともにFuelPHPがホストされているのがわかります。





次に、開発環境でfuel/app/views/welcome/index.phpの中身を変えてpushします。
$ cd ~/bookstore
$ vi fuel/app/views/welcome/index.php
<h1>Welcome!</h1>
↓
<h1>Welcome!(version 2)</h1>

$ git add .
$ git commit -m 'change welcome message to version 2'
$ git push origin master


そして、deployします。
$ cd ~/capistrano
$ cap deploy

ブラウザで確認します。


きちんとデプロイされています。

次にこれをひとつ前のバージョンに戻してみます。
デプロイを前のバージョンに戻すには、deploy:rollbackタスクを実行します。

$ ~/capistrano
$ cap deploy:rollback



おお!、もとに戻っています!
これで、アプリケーションのデプロイコントロールがだいぶ楽になりました。
次回はcapistranoでマイグレーションを行いたいと思います。

今回は以上です。

2012年2月21日火曜日

FuelPHPってなんじゃ?(Git管理編)

以前FuelPHPのインストールと簡単なアプリの作成を行いましたが、
今回はFuelPHPを使ったアプリケーションを自分の管理するGitマスターリポジトリに登録してみたいと思います。

前回のGitlabのプロジェクト登録編では、すでにリポジトリに一度pushしました。そのように未取得の変更がマスタリポジトリ上に存在する場合はマージしてからpushする必要があります。その説明は別の機会にするとして、今回はリポジトリがまだ空の状態という想定で行います。

まずはoilコマンドで適当にプロジェクトを作成します。
oil create bookstore
cd bookstore/

oil createコマンドはFuelPHPを含めたアプリケーションひな形をGithubからcloneするので、Githubのgit管理下にあるため、まず.gitから始まるファイルを削除します。
rm -rf .git*

.gitが削除されたのでGithubリポジトリ管理外となりました。
ここで、あらためて自分のgit管理下におくため初期化を行います。
git init

また、FuelPHPのfuel/coreとfuel/packagesのみをGithubのFuelPHPのgit管理下に置き、このアプリケーションのサブモジュールとして登録します。
git submodule add git://github.com/fuel/core.git fuel/core/
git submodule add git://github.com/fuel/oil.git fuel/packages/oil
git submodule add git://github.com/fuel/auth.git fuel/packages/auth
git submodule add git://github.com/fuel/parser.git fuel/packages/parser
git submodule add git://github.com/fuel/orm.git fuel/packages/orm
git submodule add git://github.com/fuel/email.git fuel/packages/email

ここまで行ったらアプリケーションツリー全体を次回コミットに含めるためステージに上げます。
git add .

ここでは前回のGitlabサーバーをマスターリポジトリとするのでGitlabのユーザー情報を登録します。
git config --global user.name "miura"
git config --global user.email  "miura@cloudpack.jp"

まずローカルリポジトリにコミットします。
git commit -m 'reinitialize with submoduled'

ここで、Gitlabサーバーのgitリポジトリをoriginという名前でリポジトリ登録します。
この時点でgitサーバー側ではGitlabでプロジェクト登録してあるか、Gitlabを使用していない場合はgitのベアリポジトリを作成してある必要があります。
git remote add origin git@176.34.51.75:bookstore.git

今登録したoriginリポジトリのmasterブランチへpushします。
git push -u origin master

それでは反映しているかGitlabで確認してみます。



うまく登録されているようです。
これで、FuelPHPを利用したチーム開発もできるようになります。

今回は以上です。

Gitlabってなんじゃ?(プロジェクト登録編)

前回はGitlabでユーザーを登録したので、今回はbookstoreという名前のプロジェクトを登録してみます。
最初はダッシュボードにはプロジェクトは表示されていないので、右側にある「New Project」ボタンをクリックします。するとプロジェクトの登録画面が表示されます。




プロジェクト名とリポジトリ内のパスとコードを入力します。ここではすべてbookstoreとします。
説明欄に適当に入力して、「Save」ボタンをクリックします。
この時点でこのサーバーのgitのリポジトリが作成されます。
また、「Save」を押下すると以下のような説明画面が表示されます。

この画面の上部赤の部分は設定不足などのエラーで、下部のグレーの部分はこれから行う必要のあることが記載されています。まず赤のエラーをなくすようにしてみます。
最初にSSHキーがないと書いてあるので、これを解消します。




githubと同様に、SSHキーはユーザーがgitリポジトリにアクセスする際に必要で、gitアクセスを行う端末のSSH公開鍵をgitlabに登録することで、リポジトリへのアクセスを許可する仕組みになっています。

ローカルの端末でSSHキーをrsaで作成し、公開鍵の中身をコピーします。
$ ssh-keygen -t rsa
$ cat ~/.ssh/id_rsa.pub



次に、gitlabのヘッダ右端のアイコンから「My profile」を選択し、現在ログイン中の自分の情報設定画面を表示します。ローカルナビゲーションの右端に「Keys」というタブボタンがあるので、それを選択します。
ここにSSHキーを複数登録できます。「Add New」をクリックして、適当にタイトルをつけ、先程コピーした公開鍵の中身を貼付けて「Save」ボタンをクリックし、登録します。




ここで改めてbookstoreプロジェクトを表示してみると、先ほどの赤いエラーがひとつ減っていることがわかります。
次のエラーはまだリポジトリになにもpushされていない旨のエラーです。



それではコンテンツを作成し、マスタリポジトリにpushしてみます。
グレーの部分の指示通りにすすみます。

ユーザーの情報を設定し、
$ git config --global user.name "miura"
$ git config --global user.email  "miura@cloudpack.jp"


bookstoreディレクトリを作成しローカルリポジトリの作成を行います。
$ mkdir bookstore
$ cd bookstore/
$ git init


適当なファイルをローカルリポジトリにコミットし、
$ echo 'Hello World! books' > README.md
$ git add .
$ git commit -m 'initial commit'


先程gitlab上で作成したリモートリポジトリをoriginという名前で登録を行います。
$ git remote add origin git@176.34.51.75:bookstore.git


そのoriginに対して、変更をpushします。
$ git push -u origin master


完了したら再度プロジェクト画面をリロードしてみます。
すると先ほどの説明画面ではなく、プロジェクトの情報画面になっていることがわかります。
これですべて正常に登録が完了したことになります。





ローカルナビの「Files」をみてみるとリポジトリのファイルリストが表示され、さきほどコミットしたファイルがあるのを確認できます。


また、「Project」内の「Team」タブで登録済みのユーザーをこのプロジェクトへ参加させることができます。


これで、ユーザーとプロジェクトが登録でき、gitからの登録もでき、プロジェクトで使用することができるようになりました。

今後プロジェクトで試しに使ってみたいと思います。
今回は以上です。

Capistranoってなんじゃ?(EC2にインストール編)

CapistranoはSSH経由でリモートコマンドを実行するためのツールで、端末間でのアプリケーションのデプロイなどに使用されています。Ruby on Railsの台頭とともに知名度をあげ、Railsのデプロイメントでは定番のツールになっています。

Capistranoはそれ自体がRuby製で、Rubyのためのツールのようですが、冒頭の通りSSHでリモートコマンド実行を管理する用途であればどんな状況でも利用できます。

今回試してみるユースケースでは
1台の管理サーバーから2つのサーバー上にファイルを作成してみます。

まずEC2でAmazon Linuxを3台分マイクロインスタンスで起動しておきます。
ここでは管理サーバーをadmin、リモートの2台をhoge1,hoge2とし、3台にそれぞれEIPを付与します。
仮にそれぞれのEIPは以下の通りとします。
  • admin: xxx.xxx.xxx.xxx
  • hoge1: yyy.yyy.yyy.yyy
  • hoge2: zzz.zzz.zzz.zzz


また、adminからhoge1,hoge2にはsshでアクセスするため、hoge1,hoge2が所属するセキュリティブループにadminからのSSH接続を許可しておきます。


インストール

まずは早速インストールしてみます。Capistranoは管理サーバーにだけインストールされていればよく、
リモート先のサーバーにはインストールする必要はありません。
zlib-develやopenssl-develなどの必要なライブラリはあらかじめインストールしてあることとします。
今回はrvmをつかってRubyをインストールします。

$ cd ~/
$ bash -s stable < <(curl -s https://raw.github.com/wayneeseguin/rvm/master/binscripts/rvm-installer)
$ source ~/.bash_profile
$ rvm install 1.9.3
$ rvm 1.9.3 --default

Capistranoはgemで提供されているのでgemからインストールし、インストールが成功しているかバージョンを確認してみます。
$ gem install capistrano
$ cap --version
Capistrano v2.10.0

これでインストールは完了です。


SSH設定

管理サーバーadminからhoge1, hoge2へSSHアクセスを行う必要があるので、SSHの設定を行います。
まずadmin, hoge1, hoge2で同じユーザーを作成します。

admin, hoge1, hoge2
# useradd memorycraft
# passwd memorycraft

次にadminで作成したSSH公開鍵をhoge1, hoge2へ登録します。

admin
# su - memorycraft
$ ssh-keygen -t rsa
Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/home/memorycraft/.ssh/id_rsa):
Created directory '/home/memorycraft/.ssh'.
Enter passphrase (empty for no passphrase):
Enter same passphrase again:
Your identification has been saved in /home/memorycraft/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in /home/memorycraft/.ssh/id_rsa.pub.
The key fingerprint is:
4d:78:29:3a:b1:e2:19:a3:f0:47:fb:53:75:5d:c1:76 memorycraft@ip-10-146-93-65
The key's randomart image is:
+--[ RSA 2048]----+
|              ...|
|         . .   oE|
|      . o +  ....|
|       + =. . .  |
|.   = + S...     |
| o + * ..        |
|  o =  .         |
|   . ..          |
|      ..         |
+-----------------+

$ cd ~/.ssh/
$ cat ~/.ssh/id_rsa.pub
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAQEA7wXX3xR9rT7EoVfT1NI3oZbzAZGJKD45jnm3CR40G37w+MCFpw1x4XlEF5IWNAXUIKWowVsul88i4g3NDpFd7QFDN0X5cgfkmddLh5B7qDGMKZU8/N4T55AYP4go5TkH0XSESrZDMBcdCII6n6/saB1xMLOO0+dqBLQZ48G2LyrJd6ZxEBHEUhP6Ed4MQeQoQw1uonMsbHC8UwPTfggfhhAGgv488GVgYUo6jYzMez/iagXObrpzBE3gM6vMpPRSH+IivGBeFZirIMOm4qrQPxaojy5f6YQoeqMG3MFKwk/575vCT4cjJa2WwIHEqzMRYfWeFrgRGVqUYbtZ3nV0Hw== memorycraft@ip-10-146-93-65
↑これをコピーする

hoge1, hoge2
# su - memorycraft
$ ssh memorycraft@localhost
The authenticity of host 'localhost (127.0.0.1)' can't be established.
RSA key fingerprint is 01:b3:bd:1f:ee:85:7f:ce:9a:e9:a0:f0:15:e1:10:ed.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
Warning: Permanently added 'localhost' (RSA) to the list of known hosts.
Permission denied (publickey).
$ cd ~/.ssh
$ vi authorized_keys
↑さきほどコピーした内容をペーストする
$ chmod 600 authorized_keys

これで登録できました。
接続できるか確認してみます。

adminhoge1
# su - memorycraft
$ ssh memorycraft@yyy.yyy.yyy.yyy
Last login: Mon Feb 20 19:05:05 2012 from xxx.xxx.xxx.xxx

       __|  __|_  )
       _|  (     /   Amazon Linux AMI
      ___|\___|___|

See /usr/share/doc/system-release/ for latest release notes.
There are 23 security update(s) out of 32 total update(s) available

adminhoge2
# su - memorycraft
$ ssh memorycraft@zzz.zzz.zzz.zzz
Last login: Mon Feb 20 19:05:05 2012 from xxx.xxx.xxx.xxx

       __|  __|_  )
       _|  (     /   Amazon Linux AMI
      ___|\___|___|

See /usr/share/doc/system-release/ for latest release notes.
There are 23 security update(s) out of 32 total update(s) available

無事接続できました。


Capistranoのテスト

それではcapistranoを使用して、hoge1, hoge2にファイルを作成してみます。
capistranoはタスクを定義するCapfileという名前のファイルを読み込んで実行します。
まず、adminでCapfileという名前のファイルを作成し、以下のように内容を記述します。

admin
# su - memorycraft
$ mkdir cap_test
$ cd cap_test
$ vi Capfile
以下のように入力します。

# memorycraftでログインする
set :user, 'memorycraft'

# helloworldという名前でhoge1(yyy.yyy.yyy.yyy), hoge2(zzz.zzz.zzz.zzz)それぞれにリモートコマンドを実行するタスクを定義
task :helloworld, :hosts => "xxx.xxx.xxx.xxx,yyy.yyy.yyy.yyy" do
  # /home/memorycraft/footprintというファイルにhelloworld_日付という文字列を追加する
  run "echo helloworld_`date` >> /home/memorycraft/footprint"
end


各行の意味はコメントの通りです。
それではcapistranoを実行してみます。
capistranoの実行はcapコマンドを使用し、タスク名を指定します。
$ cap helloworld
  * executing `helloworld'
  * executing "echo helloworld_`date` >> /home/memorycraft/footprint"
    servers: ["yyy.yyy.yyy.yyy", "zzz.zzz.zzz.zzz"]
    [yyy.yyy.yyy.yyy] executing command
    [yyy.yyy.yyy.yyy] sh -c 'echo helloworld_`date` >> /home/memorycraft/footprint'
    [zzz.zzz.zzz.zzz] executing command
    [zzz.zzz.zzz.zzz] sh -c 'echo helloworld_`date` >> /home/memorycraft/footprint'
    command finished in 39ms

どうやら正常に終了したようです。
それではhoge1, hoge2でファイルを確認してみましょう。

hoge1
$ tail -1000f /home/memorycraft/footprint
helloworld_Mon Feb 20 21:12:40 UTC 2012

hoge2
$ tail -1000f /home/memorycraft/footprint
helloworld_Mon Feb 20 21:12:40 UTC 2012

おお、ちゃんと文字が入っています!
Capfileの記述を見る通り、シェルでできることであればなんでも設定できるため、デプロイ以外にも様々な使い道があります。

次回は、デプロイをためしてみたいと思います。
今回は以上です。